ドイツ語(4)Haben wir noch Wein?

PeterとBrigitteの会話

P : Wann kommen Martin und Christel?

マルティンとクリステルはいつ来るかな?

  • wann 疑問副詞「いつ」、ヴァンのような発音。
  • kommen 動詞「来る」

B : Sie kommen heute. Haben wir noch Wein?

彼らは今日来るわ。まだワインはあるかしら?

  • heute 副詞「今日」
  • noch 「まだ」、フランス語のencoreに相当する。chはAch-Laut。
  • Wein「ワイン」、ヴァインのような発音、量の定まらないものに対しては冠詞は使わない。

P : Ja, wir haben noch drei Flaschen. Aber wir haben kein Bier und keine Limonade.

うん、まだ三本あるよ。でもビールもレモネードもないんだ。

  • wir haben 「私達は持っている」
  • die Flaschen 「瓶」
  • aber 「しかし」

Brauchen wir noch Brot und Käse?

あとパンとチーズは必要かな?

  • brauchen 動詞「必要である」フランス語のavoir besoin deに相当。
  • der Käse 「チーズ」、ケーゼのような発音。

B : Ja, wir brauchen Brot und Käse, aber auch Wurst und Tomaten.

ええ、パンとチーズは必要ね、あとソーセージとトマトもね。

P : Hast du noch Zigaretten?

君はまだタバコ持ってる?

  • hast du… 「君は〜をもっている?」、フランス語のようなリエゾンはないためハストドゥのようにtとdは個別に発音する必要がある。このスとトは母音を伴わない。
  • die Zigarette 「タバコ」、ツィガッテのような発音

B : Warum Zigaretten? Ich rauche nicht, du auch nicht.

なぜタバコ? 私は吸わないし、あなたも吸わないわ。

  • warum 疑問副詞「なぜ?」
  • rauchen 「タバコを吸う」
  • nichit 否定詞、このchはIch-Lautなのでニヒトのように発音する

Martin und Christel rauchen auch nicht.

マルティンもクリステルもまた吸わないわ。

P : Wir brauchen also keine Zigaretten!

じゃあタバコは必要ないね。

文法メモ

疑問形

hast du…?のような疑問詞を使わない疑問形の場合、動詞を最初に主語をその次に並べ文末を少し高めの音にする。フランス語ではest-ce que tu as… ?と主語と動詞の入れ替えas-tu… ?のにパターンがあるけれどドイツ語ではこの後者に相当する表現のみとなる。英語のような形式上の動詞 doを持ってくる表現 do you have…?もない。

wann kommen sie?のような疑問詞がある場合は疑問符の後に動詞、その後に主語を並べる。疑問詞なしの疑問文と違い文末の音は高くしない。

wir haben Wein. のWeinのように量の定まらない対象については冠詞は使われない。これはフランス語であれば部分冠詞du, de la, desが使われる表現nous avons du vin.に相当する。

否定形

動詞を否定する場合にはnichtを使う。

er raucht nicht.

名詞を否定する場合にはkein/keineを使う。これは「部分冠詞の否定形」とも言えるし、「0を表す冠詞」とも言える。不定冠詞ein/eineと同じ変化をして、「0個の〜」「一つの〜もない」を表す。

er hat kein Brot.

複数形

語尾が-eで終わる女性名詞は複数形になると一般的には-nが付き-enとなる。

  • die Zigarette → die Zigaretten
  • die Flasche → die Flaschen
  • die Tomate → die Tomaten

定冠詞derは主格女性単数でも主格複数でもdieと同じ形。

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