PeterとBrigitteの会話
P : Wann kommen Martin und Christel?
マルティンとクリステルはいつ来るかな?
- wann 疑問副詞「いつ」、ヴァンのような発音。
- kommen 動詞「来る」
B : Sie kommen heute. Haben wir noch Wein?
彼らは今日来るわ。まだワインはあるかしら?
- heute 副詞「今日」
- noch 「まだ」、フランス語のencoreに相当する。chはAch-Laut。
- Wein「ワイン」、ヴァインのような発音、量の定まらないものに対しては冠詞は使わない。
P : Ja, wir haben noch drei Flaschen. Aber wir haben kein Bier und keine Limonade.
うん、まだ三本あるよ。でもビールもレモネードもないんだ。
- wir haben 「私達は持っている」
- die Flaschen 「瓶」
- aber 「しかし」
Brauchen wir noch Brot und Käse?
あとパンとチーズは必要かな?
- brauchen 動詞「必要である」フランス語のavoir besoin deに相当。
- der Käse 「チーズ」、ケーゼのような発音。
B : Ja, wir brauchen Brot und Käse, aber auch Wurst und Tomaten.
ええ、パンとチーズは必要ね、あとソーセージとトマトもね。
P : Hast du noch Zigaretten?
君はまだタバコ持ってる?
- hast du… 「君は〜をもっている?」、フランス語のようなリエゾンはないためハストドゥのようにtとdは個別に発音する必要がある。このスとトは母音を伴わない。
- die Zigarette 「タバコ」、ツィガレッテのような発音
B : Warum Zigaretten? Ich rauche nicht, du auch nicht.
なぜタバコ? 私は吸わないし、あなたも吸わないわ。
- warum 疑問副詞「なぜ?」
- rauchen 「タバコを吸う」
- nichit 否定詞、このchはIch-Lautなのでニヒトのように発音する
Martin und Christel rauchen auch nicht.
マルティンもクリステルもまた吸わないわ。
P : Wir brauchen also keine Zigaretten!
じゃあタバコは必要ないね。
文法メモ
疑問形
hast du…?のような疑問詞を使わない疑問形の場合、動詞を最初に主語をその次に並べ文末を少し高めの音にする。フランス語ではest-ce que tu as… ?と主語と動詞の入れ替えas-tu… ?のにパターンがあるけれどドイツ語ではこの後者に相当する表現のみとなる。英語のような形式上の動詞 doを持ってくる表現 do you have…?もない。
wann kommen sie?のような疑問詞がある場合は疑問符の後に動詞、その後に主語を並べる。疑問詞なしの疑問文と違い文末の音は高くしない。
wir haben Wein. のWeinのように量の定まらない対象については冠詞は使われない。これはフランス語であれば部分冠詞du, de la, desが使われる表現nous avons du vin.に相当する。
否定形
動詞を否定する場合にはnichtを使う。
er raucht nicht.
名詞を否定する場合にはkein/keineを使う。これは「部分冠詞の否定形」とも言えるし、「0を表す冠詞」とも言える。不定冠詞ein/eineと同じ変化をして、「0個の〜」「一つの〜もない」を表す。
er hat kein Brot.
複数形
語尾が-eで終わる女性名詞は複数形になると一般的には-nが付き-enとなる。
- die Zigarette → die Zigaretten
- die Flasche → die Flaschen
- die Tomate → die Tomaten
定冠詞derは主格女性単数でも主格複数でもdieと同じ形。