さくらです。
トランスジェンダーは見知らぬ人から理由のない敵意を向けられることがあります。
男であれば平気
女であれば平気
だけどどちらかわからないのは駄目
という理屈です。彼らを不寛容な人、差別主義者というのは簡単です。でも日常的にあまりにも頻繁にこういうことに出会うとしたらどうでしょう。やはり自分の方でも心構えが必要です。
イギリスのアーティストが自分の出自のため外国で奇異の目を向けられる様子を歌った歌があります。トランスジェンダーであること、GIDがであることが避けようのない自分の特性であると認識するとき、彼の歌は自分にとっても大事なメッセージと捉えることができます。2006年10月の日記に日本語訳がありました。イギリス人であることを強調する1番は訳されていませんでしたので2番からです。
「異邦人」
よい習慣がよい人をつくるのであれば
その人こそが勇気のある人だ
無知で野蛮な扱いを受けても笑っている
誰がなんと批判しようが自分を見失わないそう、私は異邦人
制度として認められてはいるけれど
結局のところよそ者なのだ控えめで礼儀をわきまえていれば
いつしかそれが知られるところとなる
あなたもそのことで大切にされるだろう
親切で平静でいることは今の世の中では珍しい
夜のロウソクは昼の太陽より明るいのだ戦いの道具をそろえるより
人格を完成させるのだ
向かうべき敵とは対決するが
可能であれば避ける
走ってはいけない
歩くのだよい習慣がよい人をつくるのであれば
その人こそが勇気のある人だ
無知で野蛮な扱いを受けても笑っている
誰がなんと批判しようが自分を見失わない“Englishman in New York” by Sting
[…] 異邦人 […]