はじめまして、サクラといいます。
SRS(性別適合手術)を終わらせて一週間たったところです。術後しばらくは何もできなかったのですが、ようやく座れるようになりコンピューターに向かうことができました。ごろごろするだけというのも辛いものでした。
簡単に自己紹介しておきます。私は40代後半です。過去に性同一性障害(GID)の診断を受けました。MtF、つまり体が男性で心が女性というケースです。診断が出る前は、女性と結婚して娘を二人つくりました。いろいろ事情があり妻とは離婚して、子供たちは私の手元で育てています。GIDでSRSを済ませると一般的には戸籍の性別変更ができるのですが、私は未成年の子供がいるため保留です。
「子無し要件」と一般に言われているこの扱いは、性同一性障害者特例法の第三条「性別の取扱いの変更の審判」に書かれています。
- 二十歳以上であること。
- 現に婚姻をしていないこと。
- 現に未成年の子がいないこと。
- 生殖腺がないこと又は生殖腺の機能を永続的に欠く状態にあること。
- その身体について他の性別に係る身体の性器に係る部分に近似する外観を備えていること。
このうち上記の1と2はすでに満たしていたところに、今回SRSを済ませたことで4と5が追加されましたが、3だけは満たされていないのです。下の子が成人するまであと数年間、私の戸籍は男のままです。もう15年もこの件に関わっているので正直今の状態に慣れてしまっているのもあり、すぐに変えたいという気は起きていません。とはいえ、民法が改正されて成人年齢の引き下げが2022年4月に行われるとのことで思ったより早く変更できそうです。
今まで表向きに自分の性のことは語らなかったのですが、手術を経て心境の変化も体験しブログを書こうと思い立ちました。昔のことはさだかでないこともあるのですが自分のためにも一度まとめておきたいと思っています。更新はゆっくりだと予想されますがよろしくおねがいします。
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