ダイエットの重要性

サクラです。こんにちは。

ダイエットってなんのことでしょう? 日常的に使う言葉の意味を知らないことって結構あります。日本語のダイエットは「毎日取る食事」「食事療法」の意味があります。英語のdietもほぼ同様ですが、遡ればギリシア語のδιαιτάω「取り扱う」「日々の生活を導く」「規則正しくする」という動詞にたどり着きます。

ダイエットを「増えた体重を特別な食事療法で一時的に減らし、その目的を達したら終了してよいもの」と考えるとそれは言葉本来の意味から逸脱していることになります。むしろダイエットは言葉の意味上は「常に行っている食事」のことなので、もし今体重が増えているのであればそれは太るためのダイエットを行っていることになります。

この一時的な意味でダイエットを捉えている人は以下のような行動パターンを取ります。

  1. 普段行っている「太るためのダイエット」を一時的にやめて「痩せるためのダイエット」を行う
  2. 「痩せるためのダイエット」が順調に進み体重が減ったので再び「太るためのダイエット」に戻す
  3. 「太るためのダイエット」が順調に進み体重が増えたので1に戻る

こうしてみてみると「太るためのダイエット」も「痩せるためのダイエット」もやめて「望む体重になるためのダイエット」をずっと続けるのが一番シンプルに思えます。体重の問題を食事で解決しようとするのであれば「毎日が問題解決の日」であると言えます。でも簡単なことではありません。

私はもともと痩せていたので、そもそもダイエットをあまり意識せずに暮らしていました。ホルモン療法や、禁煙、子育てなどの結果10kgほど一気に太ってしまいました。無意識に行っていた私のダイエットは「太るためのダイエット」だったのでした。

子育てをしている限り1日3食は守らなくてはいけません。しかも子供は食べムラがあるものです。タッパーに保存するほどの量でない残り物はつい食べてしまいます。外食した場合でも同様です。子供は「食べる!」といって注文しても「もうお腹いっぱい!」と残すこともあります。お金を出しているのは自分なのでつい「もったいない」と食べてしまうのです。こうして私の「太るためのダイエット」は築かれていったのでした。

さらに追い打ちをかけたのが仕事でした。そのころの私の仕事は作業にムラがあり極端に忙しい時と極端に暇な時がありました。時には何も仕事がないことが2週間も続くこともありました。でも請負の仕事は時間で評価されるため席に座っていなくてはいけません。なにもしなくてお金がもらえるのは羨ましいと言われますが、実際は苦行だと思います。ここで陥ったのが「食べることでの暇つぶし」でした。薬箱のように私の引き出しにはお菓子が常備されていました。これでさらに5kgくらい増えました。

こうしてBMIも25を超え、人生初めての「肥満」の分類に足を踏み入れました。あまり太ることを意識していなかった私もさすがに考えました。まずいなと。

でも、意外な形で転機が訪れました。次回に続きます。

空腹の快感

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