こんにちは、サクラです。
今回はマイナンバーカードについてお話します。
マイナンバーカードはCovid-19に関連した給付金の申請で注目されるようになりました。通常は郵送で申請するところが、マイナンバーカードがあればオンラインで簡易に申請をすることができたからです。郵送で申請した私ですが、この先持っていたほうがよいかと思いこのカードを取得しました。
ただ、とりあえず取得しただけで、私は最低限でしかそれを使わないと思います。なぜかと言うとマイナンバーカードには性別欄があり、私のマイナンバーカードには「性別 男」と表記されているからです。私にとっては身分証明に過去の性別(と自分が信じている性別)が謳われているのは極めて煩わしいことです。
通常、身分証明書を提示が必要なほとんどの場合、私は運転免許証を使っています。運転免許証には「性別欄」がありません。名前も女性名に変更して写真もそれっぽければ、性別について詮索されることはありません。
マイナンバーカードの有効期限は10年だそうです。その有効期限内、およそ2年後に私は性別を変更するつもりです。このことが気になり、役所の職員に「もし性別が変更されたらカードは再作成するのか?」と聞きました。すると「再作成せず、記載事項の変更で対応する」との答えをもらいました。つまり 性別の欄の男の文字が打ち消し線で消されたのち、写真横の空欄に「変更後の性別が女である」旨が追記されるのだそうです。
おそらく住所変更と同じ取扱なのでしょう。しかし、性別を変更したことが明らかにわかり、これにより周囲から好奇の目でみられることになるだろう身分証明書を誰が喜んで持ち歩くとういのでしょうか? 職員の方に「自分の特殊な生い立ちを不特定多数の人に知られるのは大変都合が悪い」というと、その方は理解したようで「個人都合での再発行が可能」と教えてくれました。ただし手数料が必要ですが。
私の性移行は反対岸が遠く見えないような大河を渡る長い船旅のようなものです。そしてその旅は、もうすぐ終わるわけですから、静かに接岸する船のように変な文句は言わずにカードの再発行をしようと思います。
大事なのは旅それ自体ではでなく、反対岸での生活なのですから。