こんにちはサクラです。
性同一性障害に向き合うというのは覚悟がいることだと思います。少なくとも私にはそうでした。家族に打ち明けるにしても世の中と折り合いをつけるにしても一筋縄ではいきません。友人はいてもこの状況を共有できる経験を持っているとも限りません。
特に私は妻と子供二人がいたのでかなりデリケートな状況があったと思います。限られた状況であってもやはり選択肢は存在して、その中から何を選ぶかはとても迷うことです。2006年9月、ホルモン療法を初めてから4ヶ月目の日記には英語の歌詞の訳がありました。
「たくさんの星」
夜明けが夢に満たされる
たくさんの夢、どれがわたしのなのかな?
どれか一つは私のためにあるはず
すべての星に夢が託されているとしたら
すべての夢の中でどれがわたしのなのかな?
それにしても
ああ、ほんとうにたくさんの星…風が歌に満たされる
たくさんの歌、どれがわたしのなのかな?
どれか一つは私のためにあるはず
すべての星に歌が託されているとしたら
すべての歌の中でどれがわたしのなのかな?
それにしても
ああ、ほんとうにたくさんの星…数え切れない昼と
終わりのない夜にそって
わたしはさがした
たくさんの瞳と
たくさんの心と
たくさんの笑顔にそってなにを選べばいいのだろう?
どの道を行けばいいのだろう?
どうやってそれを語ることができるのだろう?
どうやってそれを知ることができるのだろう?
たくさんの、
ほんとうにたくさんの星の中から…“So Many Stars” Alan & Marilyn Bergman