SRSから48ヶ月経過

こんにちは、サクラです。

今月でSRSから4年経過しました。現在の状況を少しだけお話します。

SRSの手術の日は私にとって「第二の人生の誕生日」であり「過去の性からの分離独立記念日」であり「私の陰茎の命日」でもあります。アラフィフの私にとって、もし物心ついた後を人生全体と考えたならば、4年という歳月は人生の1割近くに匹敵するでしょう。そしていろいろ変化の多い密度の濃い4年でした。

いろいろ書くべきことがあるとは思うのですが、この4年の変化としてまず頭に浮かぶのは「友人が増えた」ことです。理由を挙げればきりがないのですが、私自身が自分に満足しリラックスできるようになったことが、周囲に安心感を与え、よい関係を結ぶのに寄与したのだと思います。SRS以前のわたしのような極度に緊張したり、緊迫感に満ち、秘密主義を押し通す人と打ち解けるのは、なかなか難しいと思います。

手術後には男性ホルモンの分泌がなくなったせいか、体の女性化が急に進みました。「堰を切ったように」というのが適切な表現でしょう。世の中はLGBTに対する理解が進んだといっても、それは特定の集団、特定の場所においてであり、一般的には性別の二分化を要求される場面がまだまだ大多数といえます。その中で、希望の性の側によることは、安心であると同時に安全でもあります。

また、最近の記事で書いている通り、現在性別変更の申立の途中ですが、これが晴れて認められ戸籍の性別が変更されれば、私の性移行の旅はひとまず終わります。その後は私自身の性に関する手当をすることはなくなるでしょう。この経過についてはまた別の機会に書くことにします。

ただ周囲で性移行や性違和のことについて相談したいという人がいるようであれば、参考になるような話は継続して掲載したいと思っています。

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